アンリ・マティスHenri Matisse
画家[フランス]
1954年 11月3日 死去享年86歳
アンリ・マティス(アンリ・マチス、フランス語: Henri Matisse, 1869年12月31日 - 1954年11月3日)は、フランスの画家。
フォーヴィスム(野獣派)のリーダー的存在であり、野獣派の活動が短期間で終わった後も20世紀を代表する芸術家の一人として活動を続けた。
自然をこよなく愛し「色彩の魔術師」と謳われ、緑あふれる世界を描き続けた画家であった。
彫刻および版画も手がけている。
生涯=
マティスの実家のファサード
1869年にフランス・ノール県のル・カトー=カンブレジ(フランス語 Le Cateau-Cambrésis)で、豊かな穀物商人の長男として生まれる。
その後一家はピカルディ地域圏のボアン=アン=ヴェルマンドワへと移動し、彼はそこで育った。
1887年に父の命でカトー=カンブレジの裁判所の管理者の資格を得るためにパリへと出て法律を学び、翌年法科資格試験に合格した。
その後しばらくはサン・カンタンの法律事務所の書記として働いた。
1889年に盲腸炎の療養中に母から画材を贈られて絵画に興味を持った。
のちに本人は「楽園のようなもの」を発見したと語り、画家に転向を決意をする。
この決意は父親を非常に失望させた。
まず1891年にパリの私立美術学校であるアカデミー・ジュリアンに入学し、絵画を学びつつ官立美術学校であるエコール・デ・ボザールへの入学を目指した。
ボザールへの入校は許可されなかったが、熱意を評価した教官ギュスターヴ・モローから特別に個 ……
アンリ・マティスが亡くなってから、70年と18日が経過しました。(25586日)