大池唯雄(おおいけただお)
作家[日本]
1970年 5月27日 死去享年63歳
大池 唯雄(おおいけ ただお、1908年10月30日 - 1970年5月27日 )は、日本の作家。
本名は小池忠雄(こいけ ただお)。
経歴=
宮城県柴田郡船岡町(現在の柴田町)出身。
仙台第二中学校(現宮城県仙台第二高等学校)、旧制第二高等学校文科甲類卒、東北帝国大学文学部中退。
東北初の直木賞作家。
幕末や明治維新など、歴史に題材を求めた短編を多く残している。
社会教育にも力を注ぎ、槻木公民館長、柴田町公民館長などを歴任。
船岡中学校校歌の作詞も手掛けた。
1939年、「兜首」「秋田口の兄弟」で、第8回直木三十五賞受賞。
1970年5月27日に死去。
告別式は同月30日、柴田町立船岡小学校体育館で町の教育委員会葬として行われた。
長男は歌人の小池光。
著書=
『おらんだ楽兵』
『兜首』
『秋田口の兄弟』
『吉原堤の仇討』
『命のかぎり 第1部』実業之日本社 1944
『或る志士之生涯』小池忠雄 河出書房 1945
『愛の山河 少女小説』ポプラ社 1949
『史談セント・ヘレナの日本人』朝日新聞社 1967
『炎の時代 明治戊辰の人びと』河北新報社 1970
:共著
『東北の旅』草野心平,富木友治共著 社会思想研究会出版部 現代教養文庫 1961
関連人物=
古沢元 旧制第二高等学校時代の友人。
大佛次郎
山本周五郎
大池唯雄が亡くなってから、54年と178日が経過しました。(19902日)