ヘンリー・ムーア 氏Henry Spencer Moore
彫刻家[イギリス]
1986年 8月31日 死去享年89歳
ヘンリー・スペンサー・ムーア(Henry Spencer Moore, OM CH FBA、1898年7月30日 - 1986年8月31日)は、20世紀のイギリスを代表する芸術家・彫刻家である。
概要=
ケンブリッジのフィッツウィリアム美術館の外に設置されている、横たわる像(Reclining Figure、1951年)。
抽象化された女性の身体に空白をうがち量塊を強調した、ムーアの特徴的な彫刻作品。
この作品の銅で鋳造されたバージョンがいくつかあるが、この写真の作品は着色した石膏でできている。
写真 ローター・ヴァレー
炭鉱夫の息子としてヨークシャーのカッスルフォードで生まれ、大理石やブロンズを使った大きな抽象彫刻で知られる。
イギリスの美術界から大いに援助を受けてきたムーアは、イギリスにモダニズム美術を紹介するのに大きな役割を果たし、イギリス美術を国際的なものにすることに大きく貢献した。
大規模なモニュメントなどの注文をこなす能力により、ムーアはその生涯の後半に美術家としては並外れて豊かな富を手にした。
しかし、彼は質素な生活を死ぬまで送り、その富のほぼすべてが「ヘンリー・ムーア財団」の基金として寄付され、美術教育や普及の支援のために使われている。
ムーアの特徴的な作品は、穴が貫通している横たわる像(横たわる人体)である。
当初はオルメカ文明、トルテカ文明やマヤ文明などの石像、とりわけ1925年にパリで見た、チチェン・イッツアから出土したチャック・モールの石膏模 ……
ヘンリー・ムーアさんが亡くなってから、38年と82日が経ちました。(13962日)