宮崎奕保 氏(みやざきえきほ)
僧侶・曹洞宗管長[日本]
(大本山永平寺78世貫首)
2008年 1月5日 死去老衰享年108歳
宮崎 奕保(みやざき えきほ、明治34年〈1901年〉11月25日 - 平成20年〈2008年〉1月5日)は、日本の僧。
曹洞宗大本山永平寺第78世貫首。
曹洞宗管長。
道号法諱「栴崖奕保」、黙照天心禅師。
永平寺の史上最高齢の住職だった。
略歴=
兵庫県加西市出身。
1915年加古川市の福田寺で得度し、駒澤大学専門部卒。
1929年、福田寺住職。
1946年、永平寺単頭、1976年、札幌市中央区の中央寺住職。
1981年、永平寺監院。
1985年、同寺副貫首。
1993年、永平寺第78世貫首に就任。
2008年1月5日、札幌市内の病院にて老衰のため、106歳(享年108)で遷化。
死後、加西市名誉市民の称号が贈られた。
人物=
厳格な仏教僧として知られ、肉は一切食さず生涯独身を貫いた。
史上最高齢の住職として100歳を過ぎても若い僧と修行を続けた。
仏教界のみならず、部落解放基本法制定要求国民運動中央実行委員会会長やNGO日本国際福祉協会名誉顧問も長年務めた。
2004年にはNHKにて、立松和平がインタビュアーを務めたドキュメンタリー「永平寺 104歳の禅師」で取り上げられ、大きな反響を呼んだ。
著書=
『また逢いましょう』(瀬戸内寂聴との対談)朝日新聞社、2005年9月、 ISBN 978-4-02-250030-4
『若き仏たちへ』ばんたか、1982年(2005年7月に新編が刊行)
『経行口伝考』[要文献特定詳細情報]
『髪を断ずるは』[要文献特定詳細情報]
宮崎奕保さんが亡くなってから、16年と321日が経ちました。(6165日)