杉山好 氏(すぎやまよしむ)
ドイツ文学者[日本]
(東京大学名誉教授、恵泉女学園大学名誉教授)
2011年 9月10日 死去心不全享年84歳
杉山 好(すぎやま よしむ、1928年12月19日 - 2011年9月10日)は、ドイツ文学、キリスト教学者。
東京大学教養学部名誉教授。
略歴=
1928年、静岡県生まれ。
第一高等学校を卒業し、東京帝国大学独文科に進む。
1952年に卒業。
同1952年に東京大学教養学部助手に採用される。
以後、講師、助教授、教授(ドイツ語)に昇進。
1989年、東京大学を定年退官し、名誉教授となった。
それまで矢内原忠雄の創設した無教会主義系東京大学聖書研究会(東大聖研)の顧問だったが、川中子義勝に交代した。
その後は恵泉女学園大学教授として教鞭をとった。
また、獨協大学の非常勤講師を1963年頃から1998年まで続けたが、これは同大学創立者の天野貞祐に依頼されたからとされる。
2011年9月10日、心不全のため死去。
82歳没。
研究内容・業績=
バッハの教会音楽のドイツ語歌詞を文語体に翻訳している。
家族・親族=
息子:杉山直は天文学者。
名古屋大学大学院理学研究科長・理学部長、名古屋大学副総長・東海国立大学機構理事等を歴任し、2022年に国立大学法人東海国立大学機構大学総括理事・副機構長 名古屋大学 総長に就任した。
息子:杉山至は舞台美術家。
著書=
『聖書の音楽家バッハ <マタイ受難曲>に秘められた現代へのメッセージ』(音楽之友社、2000年)
翻訳=
カール・ハイム『神の国』(三一書店、1953年)
『シュヴァイツアー著作集 第12-14巻 バッハ』(浅井真男、内垣啓一共訳 ……
杉山好さんが亡くなってから、13年と73日が経ちました。(4821日)