菅聡子 氏(かんさとこ)
文芸評論家[日本]
(お茶の水女子大学教授・日本近代文学)
2011年 5月14日 死去病気享年50歳
菅 聡子(かん さとこ、1962年8月29日 - 2011年5月14日)は、日本近代文学研究者・文芸評論家。
お茶の水女子大学教授。
経歴・人物=
福岡県福岡市生まれ。
福岡県立修猷館高等学校を経て、お茶の水女子大学文教育学部人文科学科を卒業し、同大学院博士課程人間文化研究科修了。
2000年、「尾崎紅葉・樋口一葉の文学」で人文科学博士号取得。
お茶の水女子大学助教授を経て、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授。
専門は日本近現代文学。
特に樋口一葉など女性文学研究を中心とする。
文芸評論家としても活動しており、あさのあつこ『新ほたる館物語』(ポプラ文庫ピュアフル)や阿川佐和子『屋上のあるアパート』(講談社文庫)、林真理子『白蓮れんれん』などの解説を担当している。
ミステリー愛読者でもあり、森博嗣『詩的私的ジャック』『赤緑黒白』『ηなのに夢のよう』(いずれも講談社文庫)や西澤保彦『異邦人 fusion』(集英社文庫)などの解説を担当している。
2005年下期の『文學界』「新人小説合評」を佐々木敦とともに担当。
2011年5月14日、さいたま市の病院で死去。
48歳没。
著書=
単著=
『樋口一葉 われは女なりけるものを』(日本放送出版協会〈NHK文化セミナー 明治文学をよむ〉、1997年)
『時代と女と樋口一葉 漱石も鴎外も描けなかった明治』(日本放送出版協会〈NHKライブラリー〉、1999年)
『メディアの時代 明治文学をめぐる状況』(双文社 ……
菅聡子さんが亡くなってから、13年と205日が経ちました。(4953日)