矢野宣 氏(やのせん)
俳優[日本]
2010年 9月17日 死去食道がん享年83歳
矢野 宣(やの せん、1928年〈昭和3年〉2月11日 - 2010年〈平成22年〉9月17日)は、日本の俳優。
所属は劇団俳優座。
主に脇役として活動した。
妻は女優の阿部百合子。
来歴・人物=
福岡県出身。
1956年、俳優座に入団。
同年に今井正監督の『真昼の暗黒』で映画デビューし、多くの映画・テレビドラマ・演劇に出演した。
特に映画『新幹線大爆破』のパニックに陥る乗客役の演技で知られるほか、伊丹十三監督作品の常連としても活躍した。
1957年、日本共産党に入党し、赤旗まつりの司会も行ってきた。
趣味はギター、書道、絵。
2006年、『野火』が最後の舞台演劇出演となる。
2010年9月17日、食道がんのため東京都文京区の病院で死去した。
82歳没。
出演=
映画=
真昼の暗黒(1956年、現代ぷろ) - 青木昌一
赤い陣羽織(1958年、松竹) - 助作
荷車の歌(1959年、全国農村映画協会) - 三郎
人間の條件 第3部・第4部(1959年、松竹) - 山崎上等兵
武器なき斗い(1960年、大東映画) - 藤崎
松川事件(1961年、松川事件劇映画製作委員会) - 井口証人
おとし穴(1962年、ATG) - 第一副組合長・遠山
二人で歩いた幾春秋(1962年、松竹) - 吉田
風の視線(1963年、松竹) - 編集者角谷
白と黒(1963年、東宝) - 旅館の男
砂の女(1964年、勅使河原プロ) - 村人
獣の剣(1966年、松竹) - 荒岩(山師の長)
けものみち(1965年、東宝) - 小泉
他人の顔(1966年、東京映画) - 精神病の男
白昼の通り魔(1966年、創造社 ……
矢野宣さんが亡くなってから、14年と65日が経ちました。(5179日)