溝口雄三 氏(みぞぐちゆうぞう)

溝口 雄三（みぞぐち ゆうぞう、1932年（昭和7年）7月30日 - 2010年（平成22年）7月13日 ）は、日本の中国学者・思想史家・中国思想史研究者。
専門は、明末清初の思想史（宋明理学）・精神史（近代化論）。
東京大学・大東文化大学・中国社会科学院名誉教授。
略歴= 1932年、愛知県名古屋市に生まれ。
1958年、東京大学文学部中国文学科を卒業。
卒業後は、名古屋に戻って一時的に家業を継ぎ、その活躍ぶりは新聞に掲載されるほどの業績であった[要文献特定詳細情報]。
しかし、名古屋大学大学院文学研究科中国文学専攻に入学し、入矢義高に師事し、同大学院修士課程を修了。
1967年より東京大学文学部中国文学研究室助手となり、東大紛争の渦中で研究を進めた。
その後、埼玉大学教養学部助教授に着任。
後、同大学教授に昇進。
1978年、一橋大学社会学部教授となった。
1981年、九州大学に学位論文『中国前近代思想の屈折と展開』を提出して文学博士号を取得。
同1981年、戸川芳郎の招きで東京大学文学部教授となり、中国哲学研究室を運営した。
1993年、東京大学を定年退官し、名誉教授となった。
その後は大東文化大学文学部教授として教鞭をとり、退任後は同大学名誉教授となった。
2010年に死去。
研究内容・業績= 専門は明末清初の思想史（宋明理学）・精神史（近代化論）。
著書= 『中国前近代思想の屈折と展開』東京大学出版会, 1980（出版後、荒木見悟に勧められ ……