佐伯旭 氏(さえきあきら)
元シャープ社長[日本]
2010年 2月1日 死去慢性腎不全享年94歳
佐伯 旭(さえき あきら、1917年(大正6年)3月8日 - 2010年(平成22年)2月1日 )は実業家。
シャープ二代目社長、中興の祖。
「第2の創業者」とも称された。
広島県出身。
来歴=
1931年早川金属工業研究所(シャープ)入社。
経理の夜学に通い、1933年大阪経理専門学校卒業。
シャープ最大の危機とされる戦後混乱期の業績悪化時には、早川徳次社長は人員を整理するぐらいならば会社を閉めることを考えていたといわれるが、佐伯は企業存続に向けて労使交渉にあたるなどで倒産の危機を救う。
1947年、早川電機工業取締役、常務を経て1959年、42歳の若さで専務取締役に就任。
創業者・早川徳次に経営を任され実質的社長となり、1970年、52歳の若さでの正式社長就任を挟んで、以降27年間の長きに渡って陣頭指揮を執り、一介の町工場、アッセンブリーメーカー(組み立て工場)に過ぎなかったシャープを総合エレクトロニクスメーカーに成長させた。
専務取締役時代の1960年、若手技術者らから直訴され液晶、半導体の研究者55人を集結させて全社横断の開発チーム・回路研究室、半導体研究室を発足させる。
1961年には大阪・阿倍野に中央研究所を建設。
450人の技術者を集約し、ここでコンピュータ、半導体、超短波の研究が推進された。
これらの研究のうち極超短波研究は国産初の電子レンジ発売(1961年)を、回路や半導体研究は、シリコン太陽電池の量産(1963年)や、世界初のトランジスタ式電卓開発(1 ……
佐伯旭さんが亡くなってから、14年と293日が経ちました。(5407日)