林文月 氏(りんぶんげつ)
翻訳家、日本文学研究者[台湾]
2023年 5月26日 死去享年91歳
林文月(りん・ぶんげつ、1933年9月5日 - 2023年5月26日)は、中華民国の翻訳家、日本文学研究専門家。中国の六朝文学、中日比較文学を専攻する。元国立台湾大学中文系講師、副教授、ワシントン大学中文系客座教授、スタンフォード大学客座教授、カレル大学客座教授。 代表作に訳著『枕草子』『源氏物語』『十三夜』。林文月は、1933年9月5日に中華人民共和国の上海で生まれました。1951年に台湾大学中文系に入学し、1955年に卒業しました。その後、京都大学に留学し、1958年に文学博士号を取得しました。1960年に台湾大学中文系の講師として教鞭をとるようになり、1965年に副教授に昇進しました。1970年にワシントン大学中文系の客座教授、1971年にスタンフォード大学中文系の客座教授、1972年にカレル大学客座教授を務めました。1973年に台湾大学を退職し、翻訳家として活動を始めました。1974年に『枕草子』の翻訳を出版し、大きな反響を呼びました。その後も『源氏物語』『十三夜』などの日本文学の翻訳を出版し、日本文学の普及に貢献しました。また、中日比較文学の研究にも力を入れ、1982年に『中国の六朝文学』、1986年に『中日比較文学』などの著書を出版しています。2023年5月26日にアメリカ合衆国カリフォルニア州オークランドで亡くなりました。
林文月さんが亡くなってから、1年と180日が経ちました。(545日)