小林政広 氏(こばやしまさひろ)
脚本家、映画監督[日本]
2022年 8月20日 死去横行結腸がん享年69歳
小林 政広(こばやし まさひろ、1954年〈昭和29年〉1月6日 - 2022年〈令和4年〉8月20日)は、日本の映画監督、脚本家。
映画製作会社モンキータウンプロダクション代表。
1970年代頃は高田渡に師事し、林ヒロシという名でフォークシンガーをしており、脚本家時代には小林宏一名義での作品もある。
来歴=
東京都文京区本郷生まれ。
学習院高等科卒。
『痛快!婦警候補生やるっきゃないモン!』などのテレビの脚本家を経て1980年代後半からピンク映画の脚本を執筆。
サトウトシキ監督らと組んで数々の話題作を生み出し、名脚本家として名を高めた。
並行して『これでいいのだ』『おごるな上司!』などのNHKドラマ脚本も多数執筆している。
1996年(平成8年)に「CLOSING TIME」で映画監督としてデビューし、映画製作会社モンキータウンプロダクション設立。
1999年(平成11年)の『海賊版=BOOTLEG FILM』、2000年(平成12年)の『KOROSHI/殺し』、2001年(平成13年)の『歩く、人』と3年連続でカンヌ国際映画祭に出品。
イラクで起きた日本人人質事件に着想を得た2005年(平成17年)の作品『バッシング』はカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品後、東京フィルメックスで最高賞を、テヘラン・ファジル国際映画祭では審査員特別賞を受賞。
2007年(平成19年)の第60回ロカルノ国際映画祭(スイス)においては、監督・脚本・主演を務めた『愛の予感』が最高賞の金豹賞はじめ4賞同時受賞の快挙を果たす ……
小林政広さんが亡くなってから、2年と85日が経ちました。(816日)