ジャンヌ=クロード 氏Jeanne-Claude
現代美術家[フランス]
(「Christo and Jeanne-Claude」として夫婦で活動。)
2009年 11月18日 死去享年86歳
クリストとジャンヌ=クロード (英語: Christo & Jeanne-Claude) は、環境アート作品を作成していた芸術家夫婦である。
夫のクリストと妻のジャンヌ=クロードは同じ1935年6月13日生まれである。
来歴・人物=
20世紀の美術は芸術概念の拡張からさまざまな流派や傾向を生み、「アースワーク」「ハプニング」のような、従来の「美術」の枠組みからはずれたものも多い。
ランド・アートの作家とされることもあるが、クリスト自身はその作品をランド・アートとみなしていない。
こうした活動の美術史的評価はまだ定まっているとは言い難いが、クリストの活動はそれを肯定的に評価するかどうかは別問題として、「芸術とは何か」という問いをあらためて投げかけた点で、後世に記憶されるであろう。
その「作品」は一言で言えば「梱包」である。
彼の「梱包」は1958年、日用品の梱包から始まったが、もともとそのころから巨大な建物(後述のライヒスタークなど)や自然や公園の風景全体を梱包するアイデアはあった。
1960年代以降、梱包は次第にその規模を巨大化させていく。
美術館の建物を丸ごと梱包することにはじまり、オーストラリアの高さ約15メートル、長さ2キロメートルにおよぶ海岸を丸ごと梱包した「海岸の梱包」(1969)など、途方もない作品もある。
「梱包」ではない作品には、コロラド州にあるロッキー山脈の幅400メートルもある谷に巨大なカーテンを吊るした「ヴァレー・カーテ ……
ジャンヌ=クロードさんが亡くなってから、15年と3日が経ちました。(5482日)