ムハンマド・ホスニ・ムバラク 氏Muhammad Husnī Mubārak
政治家、元大統領、空軍元帥[エジプト]
2020年 2月25日 死去享年93歳
ムハンマド・ホスニー・ムバーラク(アラビア語: محمد حسني مبارك, ラテン文字表記: Muhammad Husnī Mubārak, 1928年5月4日 - 2020年2月25日)は、エジプトの軍人、政治家。
日本ではムバラクと表記されることが多い。
共和政エジプト第4代大統領(第2代エジプト・アラブ共和国大統領)として約30年にもわたる長期政権を維持したが、2011年の革命によって失脚した。
生涯=
生い立ち・軍人へ=
ミヌーフィーヤ県のカフル・エル・ムスリフ村に生まれた。
父は小さな地主で、県の法務局で働いていた。
父はムバーラクにカイロ大学へ進学することを勧めていたが、1948年の第一次中東戦争が状況を変えた。
戦後、アラブ軍の無能力が明らかになり、有能な人材を集めるために中産階級にも将校への道が開かれた。
ムバーラクは飛行士の道を進み、1949年に士官学校を優等で卒業した。
士官学校卒業後はシナイで勤務し、その後は空軍士官学校の教官となった。
1956年、第二次中東戦争に従軍。
1959年2月から1961年6月までソビエト連邦で訓練を受け、各種ソ連機の操縦に習熟した。
1959年、Tu-16爆撃機の飛行隊長に任命され、数年後、旅団長となった。
1962年に北イエメン内戦が勃発すると、ムバーラクも派遣部隊に編入され戦闘行動に参加した。
1964年から1965年にかけてソ連のフルンゼ軍事大学で将校教育も受けた。
1967年の第三次中東戦争で ……
ムハンマド・ホスニ・ムバラクさんが亡くなってから、4年と270日が経ちました。(1731日)