ルイジ・コラーニ 氏Luigi Colani
工業デザイナー[ドイツ]
2019年 9月16日 死去享年92歳
ルイジ・コラーニ(Luigi Colani 、1928年8月2日 - 2019年9月16日)は、ドイツ・ベルリン出身の工業デザイナー。
自然をモチーフにした緩やかかつ生物的な曲面を持つデザインを数多く手掛けた。
ルイジ・コラーニ
コラーニがデザインしたトラクタヘッド
概要=
1970年代から1980年代初頭の未来派デザインを代表する工業デザイナーの一人である。
日本にも、1985年の国際科学技術博覧会(「つくば'85」または「科学万博」)でも彼のデザインによるロボットが芙蓉グループのパビリオン(芙蓉ロボットシアター)で活躍し、ロボットの一部は後に"ロボットミュージアム in 名古屋"で展示された。
また、2005年にも京都工芸繊維大学でデザイン展が開かれるなどしている。
その独特のフォルムは、流体力学的にも人間工学的にも説得力をもち、航空機や船舶といったものから、住居・バスタブ(風呂桶)・靴やバスローブといった衣類など・宝飾品・テレビ・オーディオ機器から、果ては「人間洗濯機」とでも呼ぶようなカプセル状シャワーシステムに至るまで、幅広い活動を続けている。
この領域の広さは、レイモンド・ローウィの「口紅から機関車まで」になぞらえて「毛抜きからスペースシャトルまで」とも呼ばれる。
なお、これはあくまで例えであり、実際にNASAのスペースシャトルの設計に関与したわけではない。
彼のデザインの多くはモックアップの形で立体造形物(中には実物大スケールで)になっており ……
ルイジ・コラーニさんが亡くなってから、5年と67日が経ちました。(1893日)