乙骨淑子 氏(おつこつよしこ)
児童文学作家[日本]
1980年 8月13日 死去がん享年52歳
乙骨 淑子(おつこつ よしこ、1929年(昭和4年)7月7日 - 1980年(昭和55年)8月13日)は、日本の児童文学作家。
生涯=
東京都出身。
私立桜蔭高等女学校(現:桜蔭中学校・高等学校)卒業。
1954年、柴田道子らと同人誌「こだま」を創刊して以来、創作活動に専念。
1964年『ぴいちゃあしゃん』でデビュー。
本作は、1965年に厚生省・児童福祉審議会推薦図書特別賞を受賞した。
代表作の1つである『十三歳の夏』は、1977年に少年ドラマシリーズの1つとしてテレビドラマ化された。
のちに、フジテレビでも森光子主演で再びドラマ化された。
1980年8月13日、癌のため、51歳で逝去。
『ピラミッド帽子よ、さようなら』は未完の遺作となった。
本作品は版元の理論社社長・編集者の小宮山量平によって、エンディングが補完されて出版された。
没後、理論社より『乙骨淑子の本』(全8巻)が刊行された。
主な作品=
『ぴいちゃあしゃん』理論社、1964年 - 愛蔵版(1975年)
『八月の太陽を』理論社、1966年 - 愛蔵版(1978年)
『こちらポポーロ島応答せよ』大平出版社、1970年
『青いひかりの国』理論社、1971年
『合言葉は手ぶくろの片っぽ』岩波書店、1978年 - 岩波少年文庫(1996年)
『十三歳の夏』あかね書房、1974年
『ピラミッド帽子よ、さようなら』理論社、1981年 - 復刻版(2010年)、ソフトカバー版(2017年)(復刻版解説は最首悟、ソフトカバー版解説は新海誠)。
『すなの中に消えたタンネさん』 ……
乙骨淑子が亡くなってから、44年と100日が経過しました。(16171日)