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瀬戸川猛資 氏(せとがわたけし)

評論家[日本]

1999年 3月16日 死去享年52歳

瀬戸川 猛資(せとがわ たけし、1948年7月5日 - 1999年3月16日)は、日本のミステリー評論家、映画評論家、編集者。
筆名に、宅和宏、藤崎誠などがある。
映画評論家の瀬戸川宗太は弟。
経歴・人物= 東京都出身。
早稲田大学文学部卒業。
在学中は「ワセダミステリクラブ」に所属し、海外ミステリ評論を手掛けていた。
1年後輩の北村薫や、2年後輩の折原一らと親交があった。
卒業後は東宝に入社し、テレビ部に配属されてテレビ番組の制作にたずさわり、7年後に退社。
1973年に紀田順一郎、荒俣宏が創刊した雑誌『幻想と怪奇』に、鏡明とともに編集同人として参加。
1980年、自身の個人出版社「トパーズプレス」を設立。
また、1982年に読書人向けの雑誌『BOOKMAN』を創刊。
当時の読書界では『本の雑誌』流の「エンターテインメント作品を面白く紹介する」風潮が、一世風靡していたが、創刊号ではあえて「なぜかいま岩波文庫が読みたくなった!!」という特集を組む。
まだメジャー化する前の呉智英、荒俣宏を起用し、岩波文庫から刊行されている、「知られざる名著・奇書」を紹介した。
その後も、「新書特集」や「古書店カタログ」などの個性的な特集を組み、本好きの間でカルト的な人気を博すが、1991年に30号で終刊。
一方、1987年には初の著書であるミステリ論、『夜明けの睡魔―海外ミステリの新しい波』を刊行。
「新しい形の名探偵」を創造したコリン・デクスターの魅 ……

瀬戸川猛資さんが亡くなってから、25年と251日が経ちました。(9382日)