プレーム・ティンスーラーノン 氏Prem Tinsulanonda
陸軍大将、元首相[タイ]
2019年 5月26日 死去享年100歳
プレーム・ティンスーラーノン(タイ:เปรม ติณสูลานนท์、英:Prem Tinsulanonda、1920年8月26日 - 2019年5月26日)は、タイの軍人(陸軍大将)、政治家。
元枢密院議長。
元首相。
日本では現在でもプレム・チンスラノンあるいはプレム(元)首相と呼ばれている。
経歴=
軍人として=
1920年、南部ソンクラー県の下級官僚の家に生まれた。
1941年、王立陸軍士官学校(現、チュラチョームクラオ陸軍士官学校)に入学。
職業軍人としてキャリアを積み、第一騎兵師団師団長などを経て、1977年から1978年まで内務副大臣、1978年から1980年までタイ陸軍司令官、1979年から1986年まで国防大臣を務めた。
その間、1968年から1971年まで上院議員、1972年から1973年まで下院議員を務めた。
首相時代=
1980年から1988年までの8年以上の長期にわたって政権を担当した。
首相在任中に数度の暗殺未遂事件と2度のクーデターを潜り抜けたうえで、外国企業の投資規制を緩和するなど、経済成長への道筋をつけた。
また、民政移管を実現した。
タイ共産党の活動家に対して「恩赦をするから投降するように」と呼びかけるなどの穏健な政策をとってタイ共産党を徐々に弱体化させていった。
非民選議員の立場で首相を務め、自身の内閣の閣僚に官僚、政党人、民間人を起用したことなどから、この間の政治は「半分の民主主義」とも形容された。
1988年の首相退任時に枢密顧問官に任命されるとともに、「ラ ……
プレーム・ティンスーラーノンさんが亡くなってから、5年と180日が経ちました。(2006日)