五味川純平 氏(ごみかわじゅんぺい)
作家[日本]
1995年 3月8日 死去脳梗塞享年80歳
五味川 純平(ごみかわ じゅんぺい、1916年(大正5年)3月15日 - 1995年(平成7年)3月8日)は、日本の小説家。
本名︰栗田 茂(くりた しげる)。
来歴=
『朝日ジャーナル』1959年4月26日号より。
関東州・大連生まれ。
東京商科大学(現一橋大学)に入学するも1年で中退し、東京外国語学校(現東京外国語大学)英文科入学。
同校在学中に、治安維持法違反の疑いで検挙されるが、その後卒業し、満州鞍山の昭和製鋼所に入社する。
ここで隅谷三喜男と知り合う。
1943年召集を受け、満州東部国境各地を転々とした。
1945年8月のソ連軍の満州侵攻時には、所属部隊はソ連軍部隊の攻撃を受けて全滅に近く、生存者は五味川以下数名で、捕虜となる。
1948年の復員後、自らの従軍体験を基にして1955年に発表した『人間の條件』が1,300万部を超える大ベストセラーとなり、一躍人気作家となる。
その後も『戦争と人間』『御前会議』『ノモンハン』『ガダルカナル』など、数々の戦争文学を世に問うた。
『人間の條件』や『戦争と人間』はのちに映画化された。
映像化された作品には1962年に発表された『孤独の賭け』など戦後の復興期を舞台にした作品もある。
1978年、第26回菊池寛賞を受賞。
1995年、脳梗塞のため死去。
78歳没。
著書=
『人間の條件』と『自由との契約』の広告。
『朝日ジャーナル』1959年3月15日号(創刊号)に掲載されたもの。
『人間の條件』全6部 三一新書 1956-1958年、 ……
五味川純平さんが亡くなってから、29年と259日が経ちました。(10851日)