時津洋宏典 氏(ときつなだひろのり)
元相撲力士[日本]
(本名・吉岡宏典)
2019年 2月14日 死去心不全享年51歳
時津洋 宏典(ときつなだ ひろのり、1969年8月2日 - 2019年2月14日)は徳島県美馬市(旧美馬郡脇町)出身の元大相撲力士。
本名は吉岡 宏典(よしおか ひろのり)。
時津風部屋所属。
最高位は東前頭4枚目(1993年7月場所)。
現役時代の体格は188cm、183kg。
得意手は右四つ、寄り。
来歴=
脇町立脇町小学校(現・美馬市立脇町小学校)、脇町立脇町中学校(現・美馬市立脇町中学校)卒業。
父は徳島県立穴吹高等学校の教師をしており、中学1年の時に同校レスリング部で体を鍛え、中学2年の時に体育教師に勧められた砲丸投で全国8位、中学3年の時には中学相撲で全国大会に出場し、阿波の怪童と呼ばれた。
中学校卒業と同時に時津風部屋に入門。
高校進学という選択肢もあったため迷ったが、父や周囲の人物の後押しにより入門を決意した。
中学時代にレスリングや砲丸投で培った筋力が後に右四つの相撲に活かされた。
1985年3月場所に初土俵を踏んだ。
同部屋の同期に蒼樹山がいる。
入門後は共同生活や関取・兄弟子の世話に疲れたため廃業しようかとも考えていたが、中学校で大きな壮行会が開かれたため逃げ帰ることができなかった。
父も心配で朝稽古を見学したり福岡国際センターで出待ちしたりしており、これも逃げるに逃げられない理由であった。
以降、着実に番付を上げて行き、1990年7月場所において西幕下15枚目で7戦全勝優勝し、翌9月場所には21歳の若さで十両に昇進した ……
時津洋宏典さんが亡くなってから、5年と281日が経ちました。(2107日)