ジョナス・メカス 氏Jonas Mekas
映画監督、詩人[リトアニア→アメリカ]
2019年 1月23日 死去享年98歳
ジョナス・メカス(Jonas Mekas 1922年12月24日 - 2019年1月23日)はアメリカ合衆国の映像作家・詩人・活動家。
1950年代からハリウッド映画に対する批判としてニューヨークなどでさかんになった実験映画の文化を支えながら、自らも数々の映像作品を制作した。
とくに身辺の映像記録をもとにした「日記映画 (diary films)」で知られる。
晩年まで母国語のリトアニア語で詩作を行い、リトアニアを代表する詩人の一人でもある。
リトアニア語ではヨナス・メカス。
来歴=
1922年、リトアニアのセメニシュケイで小農の家に生まれる。
当時リトアニアは第一次大戦を境に民族意識が高まり、「リトアニア共和国」として悲願の独立を果たしたばかりだった。
民族文化を育てるため自国語専門の図書館や劇場などの建設があいつぎ、リトアニア語の詩人や作家が熱狂的に支持される空気の中でメカスは幼少期を過ごした。
1940年にリトアニアは再びソ連に編入され、ナチスの侵攻とともに戦火に包まれる。
高校生になっていたメカスは弟と地下活動に身を投じ、イギリスのBBC放送へ現地報告を書き送りつづけたが、親族の手引きで兄弟ともにウィーンへ脱出する。
この逃避行のころからメカスは詳細な日記をつけはじめている。
ウィーン到着の前にナチスにとらえられ、現在のドイツ北部エルムスホルンにある強制労働キャンプへ収容される。
1945年の3月にキャンプを脱出、デンマークに潜伏して避難民の ……
ジョナス・メカスさんが亡くなってから、5年と316日が経ちました。(2142日)