左近允洋 氏(さこんじょうひろし)
音響監督[日本]
(妻は声優・麻生美代子)
2008年 3月10日 死去偽膜性腸炎享年77歳
左近允 洋(さこんじょう ひろし、1931年7月26日 - 2008年3月10日)は、日本の音響監督である。
妻は声優の麻生美代子。
グロービジョンに所属していた。
人物・エピソード=
鹿児島県出身。
山口県立山口高等学校(56期)、早稲田大学芸術科卒業。
高校時代は弁論部に所属していたが、風刺劇に出演したことがきっかけで演劇部の設立に参加し客員部員となる。
1955年、新演劇研究所に入所。
1959年、劇団新演の創立に参加。
劇団と並行して東京俳優生活協同組合に所属。
1964年1月、新演の活動状況に反対して退団。
舞台演出の道を志したが仕事に恵まれず、その後音響演出に携わるようになり、アニメや数多くの外国TVドラマ吹替を演出。
吹替の創生期から活躍するベテランであり、日本語版演出の草分けの一人であった。
代表作に『刑事コロンボ』シリーズの演出があり、日本語のドラマとして成立するように工夫を凝らしていた。
1998年頃に体調を崩し第一線を退く。
2005年に脳梗塞で倒れ、施設に入所。
2008年3月10日午後6時20分、偽膜性腸炎のため死去。
76歳没。
常連出演者の一人である麦人によると、演出作は本番まで緻密な準備を行い、現場ではギリギリまで妥協せず、頑固なほど真摯に仕事に取り組んでいたという。
演出する映画作品は100回は観ており、玄田哲章によれば、どの場面について訊いてもすぐ答えていたという。
また「とある作品で起用された声優が『割り ……
左近允洋さんが亡くなってから、16年と256日が経ちました。(6100日)