寺林峻 氏(てらばやししゅん)
作家[日本]
2017年 9月30日 死去肺炎享年79歳
寺林 峻(てらばやし しゅん、1939年8月8日 -2017年9月30日)は日本の歴史小説作家、ノンフィクション作家。
兵庫県姫路市夢前町生まれ。
日本文芸家協会、日本ペンクラブ会員。
実家は高野山真言宗鹿谷山薬上寺で、僧侶の資格を持った。
略歴=
兵庫県立福崎高等学校では岸上大作と同期。
慶應義塾大学文学部仏文科卒業後、宗教専門紙「中外日報」記者。
父の跡を継ぎ実家の寺の住職となり、僧侶としての勤めの傍ら作家活動に入る。
1980年(昭和55年)農村歌舞伎一座の最後の光芒を描いた「幕切れ」にて第57回オール讀物新人賞を受賞する。
以降、歴史小説、密教などの仏教関連、播磨国/兵庫県関連などのノンフィクションを軸に執筆する。
尚、記者を辞め実家に戻るきっかけとなったのは、岡本太郎の著作『神秘日本』の高野山紀行における密教についての指摘を読んだことによると言う。
作品リスト=
『幻の寺』寺河俊人 春秋社 1970
『神々のさすらい 「播磨国風土記」の世界』寺河俊人 1979 角川選書
『たたら師鎮魂 中国山地に炎の跡を追う』(1981年、三省堂)
『天の浮橋 ひょうごの神々を追う』(1981年、神戸新聞総合出版センター)
『はりまの風土と文化』(1981年、聚海書林)
『立山の平蔵三代』(1983年、東京新聞出版局)
『富士に生きる 17人の男たち』(1985年、日本経済評論社常民叢書)
『空海・高野開山』(1985年、講談社、2005年、学陽書房人物文庫)
『逆境を転じる童神の霊力 ……
寺林峻さんが亡くなってから、7年と52日が経ちました。(2609日)