マーシャル・サーリンズ 氏Marshall David Sahlins
文化人類学者[アメリカ]
2021年 4月5日 死去享年92歳
マーシャル・ディビッド・サーリンズ(Marshall David Sahlins、1930年12月27日 - 2021年4月5日)は、アメリカの文化人類学者である。
経歴=
出生から修学期
1930年、イリノイ州シカゴで生まれた。
ミシガン大学に入学し、レズリー・ホワイトの指導の下、学士号および修士号を取得。
その後コロンビア大学に移り、カール・ポランニーとジュリアン・スチュワードに師事して学問的影響を受けた。
1954年、同大学で博士号を取得した。
卒業後
その後、教師として母校のミシガン大学に戻り、1960年代にはベトナム戦争に反対する政治活動に加わった。
1960年代後半にはパリで2年間を過ごし、当地の学問的環境、とりわけクロード・レヴィ=ストロースの業績に親しむと同時に、五月革命の学生蜂起を目の当たりにした。
1973年、シカゴ大学へ転じた。
2001年にはPrickly Paradigm Pressという小さな出版社の社長に就任。
2021年4月5日、イリノイ州シカゴで死去。
90歳没。
研究内容・業績=
サーリンズの仕事は、文化の持つ人々の認識や行動を形成させる力を明らかにするという点に眼目が置かれていた。
とりわけ、生物学的には説明ができない、人々を動かす文化独自の力を説明することに関心を抱いた。
彼の初期の仕事は「合理的経済人」の概念を批判し、経済システムがそれぞれの状況において個別の文化的手段により適用されることについての記述であった。
Evolution and Culture(1960年)
Evolution and Culture(1960)に ……
マーシャル・サーリンズさんが亡くなってから、3年と230日が経ちました。(1326日)