ピエール・ジャンサンPierre Jules César Janssen
天文学者[フランス]
1907年 12月23日 死去享年84歳
ピエール・ジュール・セザール・ジャンサン(Pierre Jules César Janssen, 1824年2月22日 - 1907年12月23日) は、フランスの天文学者。
1868年に太陽光の中にヘリウムのスペクトル線を発見した。
これは、同じ年のイギリスのノーマン・ロッキャーによる発見とは独立に行われた。
また、日食を待たずに太陽のプロミネンスを観測する方法を発見した。
経歴=
ジャンサンはパリに生まれた。
父は有名な音楽家であった。
数学と物理学を学び、リセ・シャルルマーニュなどで教師を務めたが、天文観測隊の隊員として世界を飛びまわる生涯をおくった。
1857年から数度、磁気偏角の研究のためにペルーにでかけた。
1874年には金星の日面通過の観測のために日本を訪れ、12月9日に観測に成功した。
(長崎市金比羅山(琴平山)に観測記念碑がある)。
金星の日面通過は1882年のアルジェリアでも観測している。
日食を追いかけてさまざまな土地に観測にでかけた。
1867年にはイタリアのトラーニ、1868年にはインド南部のグントゥール、1870年にはアルジェ、1875年にはタイ、1883年にはカロリン諸島、1905年にはスペインのアルコセーブルを訪れている。
1870年の観測では、普仏戦争でプロシア軍に包囲されたパリから気球にのって脱出し、観測に加わった。
1893年69歳の時、大気の影響を軽減するためにモンブランの頂上付近で4日にわたって観測を行った。
1875年からムードン天文台長になった。
ジャンサンは1868 ……
ピエール・ジャンサンが亡くなってから、116年と334日が経過しました。(42703日)