ジョン・ウォリスJohn Wallis
数学者[イギリス]
1703年 11月8日 死去享年88歳
ジョン・ウォリス(John Wallis、1616年11月23日 - 1703年10月28日)は、イングランドの数学者で、微分積分学への貢献で知られている。
1643年から1689年までイングランド議会(後には王宮)に暗号研究者として雇われた。
また、無限大記号の「∞」を導入したのもウォリスであるとされている。
生涯=
ケント州アシュフォードで、5人兄弟の3番目として生まれた。
アシュフォードの学校に通っていたが、ペストが流行したことから1625年にテンターデンの学校に転校した。
1631年、フェルステッドの学校で数学と出会った。
ウォリスは数学が気に入ったが、当時の数学は学問としては不十分であり、機械的な計算に重きを置いていた。
医者になることを周囲に望まれ、1632年にケンブリッジ大学エマニュエル・カレッジに入学。
そこで当時議論の的でもあった血の循環の学説を学んだ。
しかし、彼の興味の中心は数学にあった。
1637年に学士号、1640年に修士号を取得し、その後聖職に就いた。
1643年から1649年、ウェストミンスター会議で議決権のない筆記者を務めた。
1644年、ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジのフェローに選ばれたが、1645年3月14日に結婚した後、辞任しなければならなくなった。
このころ、フェルステッドの学校との関わりから議会派と親交があった。
ウォリスは議会派が王党派の暗号文書を解読するにあたって、多大な技術的支援をしている。
当時の暗号の出来は玉石混交だ ……
ジョン・ウォリスが亡くなってから、321年と12日が経過しました。(117257日)