レオ・ベークランドLeo Hendrick Baekeland
化学者[ベルギー→アメリカ]
1944年 2月23日 死去享年82歳
レオ・ヘンドリック・ベークランド(Leo Hendrik Baekeland, 1863年11月14日 – 1944年2月23日)はベルギー生まれのアメリカ合衆国の化学者、発明家。
合成樹脂「ベークライト」を発明、工業化に成功し、「プラスチックの父」とよばれる。
来歴=
ベルギーのヘントで靴屋と家政婦の息子として生まれる。
ベークランドはヘント大学で博士号を取得した後に、1889年にアメリカに移住した。
ベークランドの初期の成功した発明は印画紙「ベロックス」だった。
ベロックスは従来の印画紙よりも高感度であり、それまで焼付けには自然光が必要だったが、これによって室内の人工光でも作業ができるようになり作業効率が一気に改善されることになった。
1898年、ベークランドはコダック社にベロックスについての彼の特許を750,000ドルで売却し、そのお金でニューヨークに私設研究所を建てた。
次に彼が目標としたのは、ペンキの原料「セラック」の代用品を見つけることだった。
セラックはラックカイガラムシの樹脂様の被覆物質を抽出したもので、有機溶媒に溶かして塗料の原料とされる。
それら天然樹脂と繊維の多くが、ポリマーだと認識され始めた頃だった。
ベークランドは、フェノールとホルムアルデヒドの反応を研究し、可溶性フェノール・ホルムアルデヒド・セラックを開発し、「ノボラック (Novolak)」として売りに出した。
しかしこれは市場での成功にはつながらなかった。
つぎにベークラン ……
レオ・ベークランドが亡くなってから、80年と272日が経過しました。(29492日)