ウ・タントU Thant
政治家、第3代国連事務総長[ビルマ]
1974年 11月25日 死去享年66歳
ウ・タント(ミャンマー語: ဦးသန့်, ラテン文字転写: U Thant、ALA-LC翻字法: Ū" Sanʻ' ビルマ語発音: [ʔú θa̰ɰ̃] 1909年1月22日 - 1974年11月25日)は、ビルマの外交官、教育者である。
第3代国際連合事務総長を務めた。
初のスカンディナヴィア人以外の国連事務総長である。
在任期間は1961年11月30日から1971年末までで、歴代事務総長の中では最長の10年1か月(3683日)である。
若年期と教育=
大学在学中のウ・タント(1927年)
イギリス領インド帝国ビルマ(現在のミャンマー) のパンタナウで生まれた。
4人兄弟の長男だった。
一家は地主と米商人をしており、比較的裕福な家庭だった。
一家はビルマ族で敬虔な仏教徒だったが、タントの孫のタント・ミン=ウーによれば、遠い祖先には中国系、インド系、イスラム教徒もいるという。
父のポー・フニット(Po Hnit)は、カルカッタで教育を受け、この町で唯一英語が話せる人物だった。
ビルマ研究協会の創設メンバーであり、ラングーンの新聞『ザ・サン』の創刊にも協力していた。
ポー・フニットは、4人の息子たちがいずれも大学を出ることを望んでいた。
他の息子たち、カント(Khant)、タウン(Thaung)、ティン・マウン(Tin Maung)もまた、政治家や学者として活躍した。
ポー・フニットは、アメリカやイギリスの様々な本を収集し、子供たちに読書の習慣を身に付けさせていた。
その結果、タントは熱心な読書家となり、学校の友人から ……
ウ・タントが亡くなってから、50年と9日が経過しました。(18272日)