ラルフ・バンチRalph Johnson Bunche
政治学者[アメリカ]
1971年 12月9日 死去享年68歳
ラルフ・ジョンソン・バンチ(Ralph Johnson Bunche ([bʌntʃ])、1904年8月7日 - 1971年12月9日)は、アメリカ合衆国の政治学者・外交官である。
1949年の第一次中東戦争での調停の功績が認められ、1950年にノーベル平和賞を受賞した。
これは黒人として初めてのノーベル賞受賞だった。
また、国連の設立とその運営に携わり、国連が実施した数々の平和維持活動で大きな役割を果たした。
1963年にアメリカ大統領ジョン・F・ケネディから大統領自由勲章を授与された。
バンチは、国連憲章を起草した1944年のダンバートン・オークス会議と1945年のサンフランシスコ会議の両方でアメリカ代表団の一員だった。
1946年に開催された国連総会の第1回会合にもアメリカ代表団として参加した。
その後、信託統治部の部長として国連に入り、長きに渡り問題解決の役割を続けた。
1948年には中東の調停官代理となり、エジプトとイスラエルの間で休戦交渉を行った。
この成功により、1950年のノーベル平和賞を受賞した。
その後も国連で活動し、シナイ危機(1956年)、コンゴ危機(1960年)、イエメン危機(1963年)、キプロス危機(1964年)、バーレーン危機(1970年)の解決に取り組み、国連事務総長に報告した。
また、中東の水資源に関する研究グループの議長も務めた。
1957年には特別政治問題担当事務次長に昇格し、平和維持活動の主要な責任者となった。
1965年にはインド・パキスタン戦争の停戦を監督した。
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ラルフ・バンチが亡くなってから、52年と348日が経過しました。(19341日)