マルティン・ルターMartin Luther
神学者、聖職者[ドイツ]
(ユリウス暦) 1546年 2月18日 死去享年64歳
マルティン・ルター(Martin Luther [ˈmaɐ̯tiːn ˈlʊtɐ] ( 音声ファイル)、1483年11月10日 - 1546年2月18日)は、ドイツの神学者、教授、聖職者、作曲家。
聖アウグスチノ修道会に属する。
1517年に『95ヶ条の論題』をヴィッテンベルクの教会に掲出したことを発端に、ローマ・カトリック教会から分離しプロテスタントが誕生した宗教改革の中心人物である。
生涯=
生い立ち=
マルティン・ルターの父母の肖像画
1483年に鉱山業に従事していた父・ハンス・ルダーと母・マルガレータの次男として、ドイツのザクセン地方の小村アイスレーベンで生まれた。
洗礼を受けた日がトゥールのマルティヌスの祝日であったことに因んで、マルティンと名づけられた。
もともと農村出身者から銅鉱業身によって身を起こした父は、上昇志向が強く、子供たちにもさらに上を目指すよう常に要求していた。
教育において時に厳格を極めた父の姿は、後のルターが冷酷で厳格な神というイメージを持つ上で強い影響を及ぼすことになる。
父の願いに沿う形で、マルティンは勉学に取り組んだ。
マルティンの生後半年ほどで、一家はマンスフェルトへと移住していたため、まずはマルティンはここの教会付属学校に通った。
13歳になると自宅から離れ、マクデブルク、ついで15歳から17歳にかけては、アイゼナハにある聖ゲオルク教会付属の修道院校に通い、ここで学んだ。
その後、法律家になるべく1501年にエアフルト大学に ……