山崎達郎 氏(やまざきたつろう)
国内最高齢バーテンダー[日本]
2016年 11月4日 死去悪性リンパ腫享年97歳
山崎 達郎(やまざき たつろう、1920年6月28日 - 2016年11月4日)は、日本のバーテンダー。
北海道札幌市すすきのに「BARやまざき」を開業し、札幌市にオーセンティックバーが広まることに貢献した。
存命中は「日本最高齢のバーテンダー」とも称された。
北海道バーテンダーの草分けとも呼ばれる。
略歴=
1920年、東京都小石川区(現・文京区)に生まれる。
幼い頃は、絵を描くのが好きで、画家を志望したこともある。
両親を亡くしたことにより、1937年頃より染め物関係の仕事に就くが、第二次世界大戦が始まると衛生兵として招集され、陸軍病院へ。
軍医学校の勤務中に終戦を迎える。
この体験から医療への道にも関心を持った。
軍隊時代の友人の紹介で、1946年12月よりGHQ接収中の東京會舘にバーテンダーとして勤務する。
当初はハウスマン(雑役)であったが酒場主任から誘われたこともあり雑役よりは良いと喜んで異動した。
並行して文化学院を卒業、東京芸術大学の聴講生となるなど、画家への夢も捨てきれずにいた。
連合国軍将校クラブとして利用されていた綱町三井倶楽部でも働き、訪日したヘレン・ケラーを目撃している。
東京會舘のチーフバーテンダーだった本多春吉に札幌行きを持ちかけられ、「北海道の景色を描ける」と、とりあえず1年の予定で1953年に札幌へ移住し、チーフバーテンダーとして「舶来居酒屋モンタナ」に勤務する。
1957年には財界の常連客に独立の ……
山崎達郎さんが亡くなってから、8年と17日が経ちました。(2939日)