ジェロラモ・カルダーノGerolamo Cardano
数学者[イタリア]
(ユリウス暦) 1576年 9月21日 死去享年76歳
ジェロラモ・カルダーノ(Gerolamo Cardano、1501年9月24日 - 1576年9月21日)は、16世紀のイタリアの人物。
ジローラモ・カルダーノ (Girolamo Cardano) との表記もある。
ミラノ公国のパヴィアでファツィオ・カルダーノの庶子として生まれ、ローマで没した。
一般に代数学の三次方程式におけるカルダーノの公式を提示した数学者として知られている。
本業は医者であり、世界で初めてチフスの臨床記録を著した。
また、占星術師、賭博師、哲学者でもあった。
生涯=
De propria vita, 1821
ジェロラモの父親はレオナルド・ダ・ヴィンチの友人で数学の才能に恵まれた弁護士であり、彼はその私生児として生まれた。
自叙伝には、ジェロラモの母親は彼を中絶しようとして失敗した、と書かれている。
母親は3人の子供を伝染病で失い、それから逃れるために彼が生まれて間もなくミラノからパヴィアに移った。
ジェロラモは1520年にパヴィア大学に入学して医学を学び、後に薬学を学ぶためにパドヴァ大学へと移った。
彼は他人にうち解けない気性だったため友人は殆どおらず、大学を卒業してからも長い間仕事に就くことができなかった。
最終的にジェロラモは医者となり、後には注目すべき医者として名声を得て、彼の意見は裁判所で尊重されるほどになった。
1543年にはパヴィア大学の医学教授に任ぜられた。
腸チフスの発見者でもある。
他にもアレルギー症の発見、ヒ素中毒の研究、痛風と発熱性疾患 ……