カレル・ライス 氏Karel Reisz
映画監督[チェコスロバキア→イギリス]
2002年 11月25日 死去享年77歳
カレル・ライス(Karel Reisz, 1926年7月21日 - 2002年11月25日)は、チェコスロバキア出身のイギリスの映画監督。
来歴=
1926年、チェコスロバキアのオストラヴァで生まれる。
12歳の時にナチス・ドイツの占領下に置かれていた祖国を逃れてイギリスへ渡り、クエーカースクールのレイトン・パーク・スクールで学ぶ。
第二次世界大戦が終結するまでの2年間はイギリス空軍に従軍、戦後はケンブリッジ大学のエマニュエル・カレッジで自然科学を専攻し、『サイト・アンド・サウンド』などの映画雑誌に寄稿しはじめる。
1947年にはリンゼイ・アンダーソン、ギャヴィン・ランバートと共に映画雑誌『シークエンス』を立ち上げ、のちにライスを含むこれら面々がフリー・シネマを触発する。
はじめての監督作品『Momma Don't Allow』はトニー・リチャードソンと共同監督をつとめ、これが1956年2月にロンドンの国立映画劇場で公開されたフリー・シネマの最初の上映プログラムに加えられた。
1958年の作品『We Are the Lambeth Boys』は、ロンドンのユースクラブを舞台にした映画で、タバコ、クリケット、絵画やディスカッションといったグループに参加する青年らの姿を自然主義的に描写した。
映画は当年のカンヌ国際映画祭のイギリス代表作品となり、また、1985年に英国放送協会が、同作で取りあげた人々のその後を追った映画を製作した。
1960年、アラン・シリトーの小説を原作とした『土曜の夜と日曜の朝』で長編映 ……
カレル・ライスさんが亡くなってから、22年と11日が経ちました。(8047日)