アンリ・ヴェルヌイユ 氏Henri Verneuil
映画監督[フランス]
2002年 1月11日 死去享年83歳
アンリ・ヴェルヌイユ(Henri Verneuil、1920年10月15日 - 2002年1月11日)は、フランスの映画監督、脚本家。
略歴=
本名はAshot Malakian。
トルコのテキルダーで、アルメニア系の家庭に生まれる。
彼が子供の時にトルコ政府の弾圧を避けて家族で、マルセイユに移住。
エクサン・プロヴァンスの工芸学校を1943年に卒業。
1944年より「Horizon」誌のジャーナリストとして活動。
1947年、大スターのフェルナンデルと出逢い、彼の主演で短編「Escale au soleil」を監督。
以来、多数の短編を監督すると共に、50年はアンドレ・メサジェ作曲のオペレッタ《ヴェロニク (オペレッタ)》の映画版「Véronique 」(1950)の助監督も務めた。
1952年、「La Table aux crevés」で長編監督デビュー。
1954年、フェルナンデル主演「Le Mouton à cinq pattes」がロカルノ国際映画祭を受賞(同年受賞作は『地獄門』など)。
アメリカ公開でも評判となり、1956年アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。
続く『過去をもつ愛情』『ヘッドライト』が日本でも評判となるが、ヌーヴェルヴァーグの台頭と共に日本公開作が減少し、ジャン・ギャバンやジャン=ポール・ベルモンドといったスター主演作でさえ公開されずに終わった。
しかし、ギャバン主演作『地下室のメロディー』で復活し、以後ギャバン、ベルモンド、アラン・ドロンらの主演によるポリシエ(刑事物)、犯罪物で本領を発揮。
1979年はイヴ・モンタン主演の「I... comme Icare」が評判と ……
アンリ・ヴェルヌイユさんが亡くなってから、22年と314日が経ちました。(8350日)