エンツォ・マリ 氏Enzo Mari
家具デザイナー[イタリア]
2020年 10月19日 死去享年89歳
エンツォ・マリは、1932年4月27日にイタリアのノヴァーラで生まれました。彼は、家具デザイナー、建築家、グラフィックデザイナー、芸術家として活躍し、モダニズムの家具デザインに大きな影響を与えました。マリは、ミラノ工科大学で建築を学び、卒業後、家具デザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。彼は、1960年代に、ミニマリズムの影響を受けたシンプルで機能的な家具を発表し、大きな反響を呼びました。また、1970年代には、既製品の家具を再利用した作品を発表し、環境問題への意識を高めました。マリの代表的な作品には、1960年に発表した「スーパーノヴァ」や、1972年に発表した「コンビナービレ」などがあります。「スーパーノヴァ」は、プラスチック製の椅子で、シンプルな形と鮮やかな色彩が特徴です。「コンビナービレ」は、木製のテーブルで、組み替えて様々な形にすることができます。1990年代以降も、精力的に活動を続けました。2000年には、ヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞し、2010年には、ミラノで回顧展が開催されました。彼は、2020年10月19日にミラノで亡くなりました。
エンツォ・マリさんが亡くなってから、4年と33日が経ちました。(1494日)