笠原淳 氏(かさはらじゅん)
作家[日本]
2015年 3月25日 死去舌がん享年80歳
笠原 淳(かさはら じゅん、1936年1月21日 - 2015年3月25日)は、日本の小説家。
本名、長野 義弘(ながの よしひろ)。
来歴=
神奈川県川崎市出身。
玉川学園小学部・中学部、東京府立第六中学校(現東京都立新宿高等学校)定時制を経て法政大学経済学部中退。
1969年『漂泊の門出』で小説現代新人賞を受賞。
1976年『ウォークライ』で新潮新人賞を受賞。
1984年『杢二の世界』で第90回芥川賞を受賞した。
「海燕」掲載作としては初の受賞だった。
2003年から2006年まで法政大学文学部教授。
2015年3月25日、舌癌のため死去。
79歳没。
20th Century長野博の父と従兄弟の関係である。
著書=
『杢二の世界』福武書店、1984年、のち文庫化
『昆虫図譜』福武書店、1984年
『夕日に赤い帆』講談社、1984年
『ウォークライ』新潮社、1984年
『眩暈』福武書店、1985年
『サイモンの塔』文藝春秋、1986年
『浮巣』福武書店、1988年
『勾玉』福武書店、1989年
『ヨコハマ夢譚』白水社、1991年
『黄土の夢』福武書店、1991年
『祀りのあと』新潮社、1992年
『茶色い戦争』新潮社、1994年
『十五歳 夏』新潮社、1998年
『父への便り』草葉書房、2005年
脚本=
『ラベルのない缶詰』NHK、FMラジオ劇場、1984年
笠原淳さんが亡くなってから、9年と242日が経ちました。(3529日)