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江見絹子 氏(えみきぬこ)

画家[日本]

2015年 1月13日 死去心不全享年93歳

江見 絹子(えみ きぬこ、1923年〈大正12年〉6月7日 - 2015年〈平成27年〉1月13日)は、日本の画家。
本名は荻野絹子。
夫はフランス系アメリカ人の船乗り、長女は芥川賞受賞作家で慶應義塾大学名誉教授の荻野アンナ。
来歴= 兵庫県明石市二見町生まれ。
兵庫県立加古川高等女学校(現兵庫県立加古川西高等学校)卒業。
女学校では絵画クラブに所属しており、油絵は男のすることと見なされた時代において、大反対する父を説き伏せ、卒業後に油絵の道へ進んだ。
後に二紀会会員となる洋画家の伊川寛の個人教授を受けた後、戦後は神戸市立洋画研究所で学んだ。
神戸市立太田中学校の図画教師を経て、1949年(昭和24年)、第4回行動展(行動美術協会の公募展)に初入選、翌1950年(昭和25年)、第5回展で奨励賞を受賞、1952年(昭和27年)、第7回展で最高賞である行動美術賞を受賞、1953年(昭和28年)に行動美術協会で初の女性会員となった。
同1953年からはアメリカやヨーロッパへ渡り、日本国外での個展の開催や絵画の研究を行った。
1954年、南ヨーロッパ旅行でラスコー洞窟とアルタミラ洞窟の壁画を見た影響で、対象を簡略化した形体で捉える半抽象へと、作風が大きく変化した。
1975年(昭和50年)以降は火、水、風、土の四大元素をモチーフとした抽象画を展開した。
私生活ではアメリカ人と結婚し、1951年(昭和26年)より神奈川県横浜市山手へ転居した。
後の長女の荻野アンナの弁によ ……

江見絹子さんが亡くなってから、9年と313日が経ちました。(3600日)