アニタ・エクバーグ 氏Anita Ekberg
女優[スウェーデン]
2015年 1月11日 死去享年85歳
アニタ・エクバーグ(Anita Ekberg, 1931年9月29日 - 2015年1月11日)は、スウェーデン出身の女優である。
来歴=
1931年、スウェーデンのマルメで8人兄弟の6番目として生まれる。
ミス・ユニバースのスウェーデン代表となったことがきっかけでアメリカへ渡り、ユニバーサル・スタジオと契約して女優となる。
最初はお色気要員として雑誌のカバーガールをこなしながらB級映画やコメディに出演していたが、フランク・シナトラやユル・ブリンナーなど大物スターと親密になり、『戦争と平和』ではヘンリー・フォンダの妻役を射止めた。
フェデリコ・フェリーニにも気に入られイタリアに渡ると、『甘い生活』に出演し、グラマーなアメリカの女優シルヴィア役で一躍スターの仲間入りを果たす。
黒いドレスを着たまま噴水(トレヴィの泉)に入るシーンが有名で、フェリーニはアニタを「神からの贈り物」と呼んだ。
その後フェリーニの作品に何本か出演したが芳しい評価は得られず、1968年に脱税容疑で起訴され、1960年代末からはイタリアのB級作品に数多く出演するも、人気が返り咲くことはなかった。
1970年代の後半になると、スクリーンから姿を消すことになる。
『甘い生活』で共演したマルチェロ・マストロヤンニと恋愛関係にあった時期もあり、1987年のフェリーニ作品『インテルビスタ』では本人の役で出演。
往年とは別人のように肥満して、若い頃の姿を見て涙ぐむ自分自身を演じている。
……
アニタ・エクバーグさんが亡くなってから、9年と315日が経ちました。(3602日)