水谷静夫 氏(みずたにしずお)
国語学者[日本]
(東京女子大学名誉教授)
2014年 7月2日 死去肺炎享年89歳
水谷 静夫(みずたに しずお、1926年3月25日 - 2014年7月2日)は、日本の国語学者、言語学者。
東京女子大学名誉教授。
経歴=
1926年、東京浅草で生まれた。
東京大学文学部国文学科で学び、1948年に卒業。
1949年より国立国語研究所に勤務。
1964年、東京女子大学教授に就いた。
1991年に東京女子大学を定年退職し、名誉教授となった。
2014年7月2日午後10時47分、肺炎のため東京都板橋区の病院で死去。
88歳没。
研究内容・業績=
早くから、言語学に統計学的手法を導入して論ずる計量言語学、さらには数理言語学、計算言語学の分野を国語学においても確立するため、コンピュータの導入による日本語の自然言語処理を論じ、その普及に貢献した。
大野の語彙法則を統計学的に整理改訂し、一般化したことでも知られる。
著作=
単著
『国語教育のための言語の実態調査法』東洋館出版社(国語教育研究シリーズ) 1952
『テストの採点』(光風教育ライブラリー 313) 光風出版 1954
『国語および国語研究の代数学』1961
『言語と数学』(数学ライブラリー教養篇 5) 森北出版 1970
POD版 2005年
『国語学五つの発見再発見』創文社(東京女子大学学会研究叢書 6) 1974
『数理言語学』培風館(現代数学レクチャーズ) 1982
『意味記述体系』秋山書店 1995
『曲り角の日本語』岩波書店(岩波新書) 2011
『随筆 辞書を育てて』岩波書店 2012
共著
『文法と意味Ⅰ』(朝倉日本語新講座 3) 石綿敏雄・荻野孝野・賀来直子・草薙裕共著、朝倉 ……
水谷静夫さんが亡くなってから、10年と203日が経ちました。(3856日)