近藤司 氏(こんどうつかさ)
映画美術監督、画家[日本]
2012年 10月10日 死去食道がん享年82歳
近藤 司(こんどう つかさ、1931年 - 2012年10月10日)は、日本の画家、日本映画の美術デザイナー(美術監督)である。
人物・来歴=
1931年(昭和6年)、愛媛県に生まれる。
1947年(昭和22年)から越智青山、1948年(昭和23年)から森実公、1950年(昭和25年)からは久保田耕にそれぞれ師事、日本画を学ぶ。
1951年(昭和26年)に新たに設立された宝塚映画製作所(現在の宝塚映像)に入社、映画美術に専念する。
1957年(昭和32年)、小田基義監督の劇場用映画『ますらを派出夫会 粉骨砕身す』で美術デザイナーとして一本立ちする。
1966年(昭和41年)からは、劇場用映画に平行して、同社が製作するテレビ映画の美術を手がける。
1968年(昭和43年)に同社が劇場用映画の製作を停止して以降は、テレビ映画に専念する。
1983年(昭和58年)、同社が経営不振のため解散し、宝塚映像に改組されるが、就任時期は不明であるがこのときまでに同社の取締役に就任している。
以降、製作現場でのデザイナーとしてのクレジットは見当たらない。
2001年(平成13年)には、こぶしプロダクションが製作した映画『アイ・ラヴ・フレンズ』、2002年(平成14年)には、宝塚映像が製作したテレビ映画『大和路殺人事件』(女と愛とミステリー)で、それぞれ美術を手がけている。
2010年(平成22年)10月に行われた第11回宝塚映画祭でトークショーに出演。
2012年(平成24年)10月10日、食道癌のため死去。
81歳没。
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近藤 司氏(こんどう・つかさ=映画美術監督)10日午後5時11分、食道がんのため兵庫県内の病院で死去、81歳。愛媛県出身。葬儀は12日正午から兵庫県宝塚市鶴の荘2の25のベルコシティホール宝塚で。喪主は長男正司(まさし)さん。 美術監督を務めた鶴田浩二主演「愛情不動」(1959年)の法善寺横町のセットで知られ、日米合作映画「トラ・トラ・トラ!」の航空母艦の美術などにかかわった。
近藤司さんが亡くなってから、12年と42日が経ちました。(4425日)