磯野直秀 氏(いそのなおひで)
動物学者[日本]
2012年 7月9日 死去脳内出血享年77歳
磯野 直秀(いその なおひで、1936年(昭和11年)3月8日 - 2012年(平成24年)7月9日)は、日本の動物学者、博物学史研究者。
慶應義塾大学名誉教授(博物学史)。
人物=
1936年生まれ。
東京生まれ。
1959年東京大学理学部生物学科動物学専攻卒、1964年同大学院生物系研究科動物学専攻博士課程修了、「ウニ卵の五炭糖リン酸回路」で理学博士。
1965年東京都立大学 (1949-2011)理学部助手、1977年慶應義塾大学理工学部助教授、1981年教授、2002年定年退任、名誉教授(博物学史)。
古文書に掲載されている動植物の記述や絵を研究して「日本博物誌総合年表」(磯野直秀 2012)などの著作をおこなった。
2012年7月9日脳内出血で死去(朝日新聞 2012)。
なお、遺族によって蔵書や研究ノートなどは大阪市立自然史博物館に寄贈された。
著書=
『ヒトと人間 文明の発達と生きものとしての人間』保健同人社 1974
『物質文明と安全 生きものの立場から』日本経済新聞社 日経新書 1974
『化学物質と人間 PCBの過去・現在・未来』中公新書 1975
『モースその日その日 ある御雇教師と近代日本』有隣堂 1987
『三崎臨海実験所を去来した人たち 日本における動物学の誕生』学会出版センター 1988
『日本博物誌年表』平凡社 2002
『日本博物誌総合年表 索引・資料編』平凡社 2012
『日本博物誌総合年表 総合年表編』平凡社 2012
共編著=
『PCBの記録』磯野直秀他PCB追跡グループ編 資料通信 1972
『ミズカマキリはとぶ 一動物学者の軌跡』竹脇潔共著 ……
磯野 直秀氏(いその・なおひで=慶応大名誉教授、博物学史)9日午後5時35分、脳内出血のため横浜市の病院で死去、76歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませた。後日お別れの会が行われる予定。喪主は妻裕子(ゆうこ)さん。
磯野直秀さんが亡くなってから、12年と135日が経ちました。(4518日)