ジャック・トラミエル 氏Jack Tramiel
企業家[アメリカ]
(パソコン業界のパイオニア)
2012年 4月8日 死去享年85歳

ジャック・トラミエル(Jack Tramiel、1928年12月13日 - 2012年4月8日)はアメリカ合衆国の企業家、ホロコースト生還者である。
1960年代から1980年代にかけて、コモドールやモステクノロジー、アタリなどの有名コンピューター機器メーカーの社長を務めた。
略歴=
ポーランドのウッチ出身。
幼少期、侵攻したナチス・ドイツによってウッチ・ゲットーからアウシュビッツの強制収容所に両親と共に投獄され、ヨーゼフ・メンゲレ医師の診察を受けたこともある。
その後父はハノーファー近郊の強制収容所へ送られてチフスで死去したとされる。
終戦後の1947年にアメリカへ移住し、後に米軍兵、タクシー運転手、タイプライター修理工などの経歴を経る。
1958年にカナダのトロント市でタイプライター製造会社コモドール(Commodore Business Machines)を設立。
1966年、カナダの投資家であるアービン・グッド(Irving Gould)による資金援助を受け、同社を電卓部品メーカーに転換し、さらに70年代後半からはパーソナルコンピュータの大手メーカーとして急成長をさせた。
1976年にコモドールは、ライセンス販売契約にこだわる若きビル・ゲイツを押さえ込み、Microsoft BASICの使用権をたった1万ドルで購入することに成功した。
同年には若きスティーブ・ジョブスからアップル売却のオファーを受けたが、トラミエルがわずか10万ドルという提示金額をさらに値切ろうとしたため、破談となった。
コモドール時代の部下だっ ……
ジャック・トラミエルさんが亡くなってから、12年と359日が経ちました。(4742日)