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石井恭二 氏(いしいきょうじ)

出版者、評論家[日本]

(現代思潮社元社主)

2011年 11月29日 死去乳頭部がん享年83歳

石井 恭二(いしい きょうじ、1928年〈昭和13年〉2月13日 - 2011年〈平成23年〉11月29日)は、日本の実業家。
現代思潮新社の創業者である。
経歴= 東京府東京市日本橋区(現・東京都中央区)江戸橋の天ぷら屋の生まれ。
東京府立第十一中学校(現・東京都立江北高等学校)の同級に森本和夫がいる。
日本共産党に籍があったがアナーキズムに接近し、同党と思想的に相容れないアンリ・ルフェーヴルや黒田寛一の本を出して脱党。
家業の天ぷら屋を経て、1957年に現代思潮社(現・現代思潮新社)を創業、埴谷雄高、吉本隆明、澁澤龍彦、マルキ・ド・サド、ジョルジュ・バタイユ、モーリス・ブランショ、ジャック・デリダなどの著作を先駆的に刊行する。
澁澤と共にサド裁判を闘い、1969年、わいせつ物頒布等の罪により最高裁判所で罰金10万円の有罪判決を受けた。
20歳代から道元に親しんだ。
神郡 周(かんごおり あまね)の筆名で古典の校注もしたが、1997年に現代思潮社を離れ、本名での著作活動を始めた。
2011年11月29日、乳頭部がんのため死去。
83歳没。
著書= 『性愛の智恵 大楽金剛不空真実三麼耶経 仏教と密教をめぐって』(河出書房新社) 1997.11 『正法眼蔵の世界』(河出書房新社) 2001.4、のち文庫 『正法眼蔵覚え書 続正法眼蔵の世界』(現代思潮新社) 2002.4 『花には香り本には毒を サド裁判・埴谷雄高・澁澤龍彦・道元を語る』(現代思潮新社) 2002.9 『心のアラベスク』(現 ……

石井 恭二氏(いしい・きょうじ=現代思潮社元社主)11月29日午後11時36分、乳頭部がんのため東京都三鷹市の病院で死去、83歳。東京都出身。葬儀は2日正午から台東区東上野6の18の4の長泉寺で。喪主は妻満由美(まゆみ)さん。 57年、現代思潮社(現・現代思潮新社)を創業。59年に刊行したマルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」が、わいせつ文書として発禁処分を受け、訳者の渋沢龍彦と共に最高裁で有罪判決が確定した。著書に注釈・現代訳「正法眼蔵」など。(2011/12/01-15:14)

石井恭二さんが亡くなってから、12年と358日が経ちました。(4741日)

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