楠山春樹 氏(くすやまはるき)
中国古典研究者[日本]
2011年 10月30日 死去老衰享年90歳
楠山 春樹(くすやま はるき、1922年1月7日- 2011年10月30日)は、中国古典研究者、専門は老荘思想などの中国哲学。
早稲田大学名誉教授。
経歴=
1922年、東京で生まれた。
父・楠山正雄は、大正・昭和前期に活躍した演劇評論、児童文学者。
1943年、早稲田大学文学部東洋哲学科を卒業。
同大学大学院に進み、福井康順に師事した。
1977年、学位論文「老子伝説の研究」を早稲田大学に提出して文学博士号を取得。
早稲田大学文学部助教授に就任。
1962年、教授に昇格。
1992年に早稲田大学を定年退職し、名誉教授となった。
学界では、1989年から1991年まで日本中国学会理事長をつとめた。
2011年、老衰のため東京都文京区の自宅で死去。
89歳没。
墓所は多磨霊園。
受賞・栄典=
1996年:勲三等瑞宝章受章。
研究内容・業績=
主に道教と老子の研究で知られ、一般向けの紹介書なども数多く手掛けた。
主な教え子には、儒学研究者の土田健次郎がいる。
家族・親族=
父:楠山正雄は、演劇評論、児童文学者。
著作=
著書=
『老子伝説の研究』(東洋学叢書), 創文社, 1979年
『老子 柔よく剛を制す』(中国の人と思想4), 集英社, 1984年
『老子入門』講談社学術文庫, 2002年
『淮南子』(中国古典新書), 明徳出版社, 1984年
『道家思想と道教』(平河出版社、1992年
『老子の人と思想』汲古書院, 2002年
『「老子」を読む 現代に活かす「無為自然」の哲学』PHP文庫、2002年
『老子のことば』斯文会, 2003年
……
楠山 春樹氏(くすやま・はるき=早大名誉教授・中国思想)30日午前9時35分、老衰のため東京都文京区の自宅で死去、89歳。東京都出身。葬儀は11月2日正午から東京都台東区東上野4の1の4の区民斎場徳雲会館で。喪主は弟三香男(みかお)氏。(2011/10/30-17:44)
楠山春樹さんが亡くなってから、13年と23日が経ちました。(4771日)