和達三樹 氏(わだちみき)
物理学者[日本]
(東京理科大学教授、東京大学名誉教授、元日本物理学会会長)
2011年 9月15日 死去大腸がん享年67歳
和達 三樹(わだち みき、1945年2月10日 - 2011年9月15日)は、日本の物理学者。
専門は、数理物理学・物性基礎論・統計力学。
学位は、Ph.D.(ニューヨーク州立大学・1970年)。
東京大学名誉教授。
東京理科大学教授。
東京都出身。
父は和達清夫。
略歴=
1963年3月、都立日比谷高校卒業
1967年3月、東京大学理学部物理学科卒業
1970年5月、ニューヨーク州立大学大学院物理学専攻博士課程修了 (Ph.D)
1971年5月、東京教育大学光学研究所助手
1975年5月、東京教育大学光学研究所助教授
1976年、アルバータ大学客員研究員(1978年まで)
1978年5月、筑波大学物理工学系助教授
1980年4月、東京大学教養学部助教授(物理教室)
1990年3月、東京大学理学部物理学科教授
1993年4月、東京大学大学院理学系研究科教授 東京大学総長補佐(1994年3月まで)
2007年3月、東京大学定年退職
2007年4月、東京理科大学理学部教授
2008年4月、独立行政法人大学評価・学位授与機構客員教授(2009年3月まで)
2011年9月15日、大腸がんのため死去。
66歳没。
研究歴=
物性基礎論・統計物理学の分野で先駆的、独創的な研究を行っている。
とくに非線形現象を中心に研究を進め、物理学における厳密に解ける模型(可解模型)の統一的理論の構成に寄与した。
まず非線形発展方程式の初期値問題を解く手法として逆散乱法と呼ばれる手法を拡張し、変形KdV方程式等いくつかの模型を厳密に解くことに成功した。
さらに逆散乱法とベックルンド変 ……
和達三樹さんが亡くなってから、13年と68日が経ちました。(4816日)