藤本和貴夫 氏(ふじもとわきお)
歴史学者・ロシア史[日本]
2025年 4月22日 死去享年88歳
藤本 和貴夫(ふじもと わきお、1938年9月19日 - 2025年4月22日)は、日本の歴史学者。
専門は西洋近現代史、ロシア史。
文学博士(大阪大学)。
大阪大学名誉教授。
元大阪経済法科大学学長。
経歴=
出生から修学期
1938年、京都市で生まれた。
大阪外国語大学ロシア語科で学び、1964年に卒業。
東京大学大学院社会学研究科国際関係論専攻に進み、1973年に博士課程を中退。
ロシア史研究者として
同1973年、大阪大学教養部講師に就いた。
1976年に同言語文化部助教授、1986年に同教授昇格。
1989年、学位論文『ソヴェト国家形成期の研究:1917-1921』を大阪大学に提出して文学博士号を取得。
1998年からは大阪大学大学院言語文化研究科教授。
2002年に大阪大学を退任し、名誉教授となった。
その後は大阪経済法科大学教授として教鞭をとった。
2005年、大阪経済法科大学学長に就任。
約12年にわたって学長を務め、2017年に学長を退任した。
学界では、2003年よりロシア・東欧学会副代表理事を務めた。
著作=
単著
『ソヴェト国家形成期の研究:1917-1921』ミネルヴァ書房 1987
共著
『ロシア学を学ぶ人のために』世界思想社 1996
『言語文化学概論』大阪大学出版会 1997
共編著=
『ヨーロッパ近代史再考』北原敦・木村靖二・福井憲彦著、ミネルヴァ書房 1983
『日露・日ソ関係200年史:日露の出合からシベリア干渉戦争まで』日露・日ソ関係200年史編集委員会編、新時代社 1983
『危機の<社会主義> ……
藤本和貴夫さんが亡くなってから、71日が経ちました。