松木武彦 氏(まつぎたけひこ)
考古学者[日本]
2024年 9月21日 死去がん享年64歳
松木 武彦(まつぎ たけひこ、1961年10月30日 - 2024年9月21日)は、日本の歴史学者、考古学者。
国立歴史民俗博物館教授。
妻は岡山大学教授(ジェンダー考古学)の松本直子。
概略=
愛媛県西条市生まれ。
1980年、愛媛県立西条高等学校を卒業。
1984年、大阪大学文学部国史学科を卒業。
1986年、同大学院文学研究科修士課程修了。
1990年、同大学院文学研究科博士課程を中退し、岡山大学埋蔵文化財調査研究センター助手に就任。
1995年より岡山大学文学部助教授、2007年同社会文化科学研究科准教授、2010年教授。
2014年より国立歴史民俗博物館考古研究系教授。
専攻は考古学、特に認知考古学。
最近の研究テーマは、弥生時代~古墳時代の日本列島史と吉備地域史の考古学的調査研究、戦争と平和の考古学的研究、進化・認知科学を用いた考古学理論の再構築、日本列島およびブリテン島先史社会の比較考古学的研究。
2005年「日本列島先史時代の武器と戦い」で大阪大学博士(文学)を取得。
2004年に岡山市文化奨励賞、2008年『列島創世記 旧石器・縄文・弥生・古墳時代』でサントリー学芸賞をそれぞれ受賞している。
読売新聞読書委員。
2024年9月21日、がんのため岡山市内の病院で死去。
62歳没。
著作=
単著=
『人はなぜ戦うのか 考古学からみた戦争』講談社選書メチエ、2001、中公文庫 2017
『日本列島の戦争と初期国家形成』東京大学出版会、2007
『全集・日本の歴史〈1〉 列島創世記 ……
松木武彦さんが亡くなってから、17日が経ちました。