佐々涼子 氏(ささりょうこ)
ノンフィクション作家[日本]
2024年 9月1日 死去悪性脳腫瘍享年57歳
佐々 涼子(ささ りょうこ、1968年2月20日 - 2024年9月1日)は、日本のノンフィクション作家。
本名は渡辺有美子(わたなべ ゆみこ)。
経歴=
神奈川県横浜市出身。
早稲田大学法学部を卒業と同時に結婚し、専業主婦として2児を育て、夫の転勤に合わせて各地で暮らした。
日本語教師を経て、39歳でライターズスクールで学びフリーライターになる。
2012年、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(集英社)で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した。
東日本大震災(2011年)で被災した日本製紙石巻工場の復旧を追った『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』(早川書房、2014年)
は、紀伊國屋書店主催の第12回キノベス!第1位、
月刊誌『ダ・ヴィンチ』のBOOK OF THE YEAR第1位、新風賞特別賞などに選ばれた。
2020年『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)で第3回Yahoo!ニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞した。
2022年3月、Amazon Prime Video Japanの記者発表会PRIME VIDEO PRESENTS JAPANにおいて、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』を原作としたAmazon Originalドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の製作が発表された。
2019年に、大学の同窓生で在留資格がない外国人の支援に取り組む弁護士の児玉晃一と再会したことを機に、日本語教師時代に触れた在日外国人の苦境への関心が甦り、日本の入国管理問題を取材した『ボーダー:移民と難民』( ……
佐々涼子さんが亡くなってから、81日が経ちました。