ダモ鈴木 氏(だもすずき)
ミュージシャン・元 CAN[日本]
2024年 2月9日 死去がん享年75歳
ダモ 鈴木(ダモ すずき、本名:鈴木健次〈すずき けんじ〉、1950年1月16日 - 2024年2月9日)は、旧西ドイツの前衛的ロックグループのカンのボーカリストとして知られる歌手である。
神奈川県出身。
ドイツ連邦在住。
概要・人物=
元・カンのボーカリストとして世界的に名を馳せている人物であるが、1990年代以降は一貫してセッション・スタイルで世界各国を旅しながら、現地のさまざまなジャンルの音楽家、バンドと積極的な活動を行っており、インスタント・コンポージングと呼ばれる独自の即興的歌唱法で、楽譜もリハーサルもなしに行う生演奏の手法を確立した。
カン自体は、一般に日本ではサイケデリック・ロックやクラウトロックに分類されるものの、鈴木の活動・音楽は、ロック、パンク、ジャズ、ノイズ・ミュージック、エレクトロニカ、テクノ、ヒップホップなど、さまざまなジャンルの音楽家に影響を与えている。
中でも楽曲「I Am Damo Suzuki」を発表しているザ・フォール、鈴木のボーカルを収めた「Sing Swan Song」をサンプリングしたカニエ・ウェストなどが挙げられる。
一方で1960年代から1970年代にかけての国際派日本人ヒッピー世代を象徴する人物として、その自由奔放でアナーキーな行動など、数々の伝説を持つカリスマ的存在でもある。
インターネットが普及するまで、カンでの活動期間中に撮られた写真や映像など、資料は数少なく謎の存在であった。
経歴=
ダモ鈴木の出発点 ……
ダモ鈴木さんが亡くなってから、271日が経ちました。