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神山清子 氏(こうやまきよこ)

陶芸家[日本]

2023年 12月22日 死去肺がん享年88歳

神山 清子(こうやま きよこ、1936年8月2日 - 2023年12月22日)は、日本の陶芸家。
滋賀県信楽を拠点にする日本の女性陶芸家の草分けで「信楽自然釉」の再現に取り組み、日本国内の骨髄バンクの立ち上げにも尽力した。
略歴= 1936年に長崎県佐世保市に生まれ、終戦後に滋賀県蒲生郡日野町に移住し、小学3年時に信楽に転居する。
小学校時代から絵を描くことが好きで、和洋裁学校を卒業後に陶器の絵付け助手を始めて、1954年、陶器製造会社に「絵付け工」として就職する。
27歳で独立し作陶を始める。
30歳の頃、知人に勧められ公募展に出品すると入選し、当時まだ珍しかった女性陶芸家として、神山の名は全国に知れ渡った。
神山が作陶を始めたころは女性が窯場に入ると「穢れる」と言われ、窯焚きをする女性はいなかったが、神山の存在は後進の女性陶芸家に勇気を与えた。
30代半ばの時に自宅付近にあった古代の窯跡で青に深い緑色が溶け込んだ「自然釉」の古信楽を発見したことをきっかけに、「こんな色の焼き物を作りたい」としてその再現に没頭。
自宅兼工房の敷地内に古代穴窯と同様の穴窯「寸越窯(ずんごえがま)」を築いて作品作りに挑むものの穴窯が何度も崩れるなど試行錯誤を繰り返し、借金を重ねつつ作陶を続けて、挑戦開始から3年を経て途絶えていた古信楽の再現に成功し、自然釉薬を使った陶芸の第一人者となる。
私生活では結婚、離婚を経て2人の子どもを育てた。
……

神山清子さんが亡くなってから、335日が経ちました。

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