イリナ・イオネスコ 氏Irina Ionesco
写真家[フランス]
2022年 7月25日 死去享年93歳
イリナ・イオネスコ(イリナ・ヨネスコ、Irina Ionesco、1930年9月3日 [1]- 2022年7月25日)は、フランスの女流写真家。
ルーマニア系フランス人。
エヴァ・イオネスコの母。
フェティッシュな女性写真で人気を集めた。
生涯=
1935年9月3日パリにルーマニア移民の家庭に生まれる。
父親はバイオリン弾き、母親は空中ブランコ乗り。
4歳で親に捨てられ、祖母と伯父が暮らすルーマニア・コンスタンツァに送られてサーカス一座で暮らす。
1946年のソ連によるルーマニアの占領により同地を追われて再びフランスに戻り、15歳から22歳まで、ダンサー兼曲芸師として2匹の大蛇とともにヨーロッパ、中東、アフリカのキャバレーを巡業する。
ダマスで公演中に事故に遭い、休業をきっかけに絵を描き始め、知り合った裕福なイラン人と旅をして贅沢な衣服や宝石を買い与えられる。
1965年にハンガリー兵との間に娘エヴァ・イオネスコを儲ける(3年後離婚)。
同年クリスマスに友人の芸術家コルネイユ(fr:Corneille (artiste))から日本製カメラ(ニコン)を贈られたのをきっかけに写真を撮影し始める。
レースや造花やジュエリーをまとった女友達やその娘たちを幻想的官能的に撮ったその写真は評判を呼び、1970年には個展を開催し、マンディアルグらに賞賛される。
1977年、娘エヴァをモデルに写真集「鏡の神殿」(Temple aux miroirs)を発表しセンセーションを呼ぶ。
イオネスコの作風はシュルレアリスムとバロッ ……
イリナ・イオネスコさんが亡くなってから、2年と119日が経ちました。(850日)